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2023/08/18 10:59

今日はイチゴ農家さんによく質問を受ける「ミツバチが長持ちする方法」を簡潔にまとめてみました。

1「出入口は常に開けた状態に!」

移動時以外は出入口を必ず開けておいてください。出入口を閉め切りにしてしまうと蜂は死んでしまいます。どうしても閉め切りする場合は、一日中火の当たらない涼しいところに置いておいてください。

2「紫外線カットフィルムは厳禁!」

ビニールハウスのビニールに紫外線カットフィルムの使用は避けてください。ミツバチの目には紫外線がよく見えます。そして、紫外線がないと飛ばなくなってしまいます。

3「ビニールハウス内の温度は25℃前後が最適!」

ビニールハウス内の温度が高すぎるとミツバチが上にばかり飛んでしまって受粉しづらくなります。25℃程度に抑えることでよく受粉してもらうことができます。35℃を超える高温はミツバチの消耗にも繋がります。

4「餌を与える?与えない?」

餌を与えるとミツバチは長生きします。水1:砂糖1の割合で砂糖水を作りトレーにいれて巣箱の近くにおいてください。

5「農薬、殺菌剤はミツバチに悪影響?」

ミツバチの死因の主な原因はハウス内の高温と農薬被曝が考えられます。農薬等を使用する前にミツバチを隔離することと、農薬使用後にミツバチを戻す際は十分な換気を行うことを強くお勧めいたします。

6「箱の位置を動かしちゃダメ?」

農薬等を使用する際ににミツバチをハウスから出す場合以外は、箱の移動は控えてください。ミツバチは箱の位置を覚えます。無闇な箱の移動はミツバチの消耗に繋がります。

まとめ
今回の内容は基本的なものになりますが、それぞれのハウスの形状や環境によっても異なります。
まずは上記6点を最低限、おさえましょう!