2023/08/15 19:40
「ビニールハウスの面積が小さいから蜂の枚数を減らしたい、それで経費も削りたいです」
複数棟ビニールハウスを経営してるいちご農家さんからいただいた相談です。
そういった農家さんにまずお伝えしているのが、
ビニールハウスの面積≠蜂の量、交配期間の長さ=蜂の量
で、考えてください！ということです。
つまり、
ビニールハウスの面積が小さいから蜂を減らせば良いという考え方じゃないですよ、
交配期間の長さで蜂の量が決まってきますよ、
ということです。
小さいハウスだから巣を１枚にすれば良いかというとそういう話ではないということです。
ですから、枚数を減らすことでの経費削減はお勧めしません。
蜂がすぐに死んでしまって入れ替えをせねばならず、
結局は蜂代が嵩んでしまったと言うことになりかねないのです。
交配用ミツバチ 長持ちの為の提案
ここからは一つの提案なのですが、
一箱「３＋１」で１シーズンもたせて入れ替えをしないことで経費削減を実現しませんか？
交配用ミツバチの販売表記でよくみかける「３＋１」「ミツバチ３枚＋蜜巣１枚」など、ありますね？
あれは、３枚の幼虫付き巣と餌となる蜜がたっぷりの蜜巣が１枚という意味です。
ビニールハウスでの交配に蜂を導入することになった当初、
その量で１シーズンもったということに起因します。
もちろん、現在では昔とは条件が異なってきていますが、
基本的に「３＋１」の蜂はそれ自体でいちごの交配期間中もつようにできているのです。
蜂に良い条件を整えることで１シーズン持たせ、
入れ替えをしなくてよくなれば経費は半分で済みます。
いまのところご提案できる節約術はこんなところです。
蜂にとって良い条件に関してはまた記事にしますね。
